
風邪を引いたあと、なかなか咳がおさまらないよ?本当に風邪の咳なの?
お子さんの風邪は治ったはずなのに、「咳だけがなかなか治らない…」と心配になったことはありませんか?
実は、子どもの咳は風邪が治ったあとも2~3週間続くことは珍しくありません。 一方で、喘息や副鼻腔炎など、治療が必要な病気が隠れている場合もあります。
今回は、小児科医が「咳が長引く原因」と「受診の目安」についてわかりやすく解説します。
子どもの咳はどれくらい続くと「長引く」?
一般的には、
- 1~2週間以内:風邪による咳のことが多い
- 3週間以上続く:長引く咳として原因を考える
- 4週間以上続く:詳しい診察や検査をおすすめします
咳だけが残っている場合でも、一度ご相談ください。
咳が長引く主な原因
① 風邪のあとに咳だけが残る
最も多い原因です。
風邪で気道が敏感になり、治ったあともしばらく咳が続くことがあります。
特に
- 夜
- 朝方
- 運動したあと
- 笑ったとき
に咳が出やすくなります。
② 咳喘息・気管支喘息
こんな症状はありませんか?
- 夜中や明け方に咳が多い
- 運動すると咳き込む
- 季節の変わり目に悪化する
- 家族に喘息やアレルギーがある
ゼーゼーしていなくても喘息のことがあります。
当院では、年齢に応じて呼吸機能検査なども行い、必要に応じて治療をご提案しています。
③ 副鼻腔炎(蓄膿症)
鼻水がのどに流れることで咳が続くことがあります。
特徴は
- 黄色や緑色の鼻水
- 鼻づまり
- 朝に咳が多い
という症状です。
④ 百日咳やマイコプラズマ感染症
最近では比較的症状が軽いこともあります。
- 咳だけが何週間も続く
- 発熱はない
- 家族にも咳がうつる
このような場合は注意が必要です。
⑤ アレルギー
ハウスダストやダニ、花粉などでも咳が出ることがあります。
当院ではアレルギーの診療や舌下免疫療法も行っていますので、お気軽にご相談ください。
こんな時は早めに受診しましょう
次のような症状がある場合は、小児科の受診をおすすめします。
・ 咳が3週間以上続く
・ 夜眠れないほど咳が出る
・ 息苦しそう
・ ゼーゼーする
・ 顔色が悪い
・ 高熱を繰り返す
・ 咳で吐いてしまう
・ 水分や食事が十分にとれない
ご家庭でできるケア
咳を和らげるためには、
- 水分をしっかりとる
- 部屋の乾燥を防ぐ
- 鼻水があるときは鼻をかむ・吸引する
- 十分な睡眠をとる
ことも大切です。
タバコの煙や強い香りなどの刺激は、咳を悪化させることがあるため注意しましょう。
まとめ
子どもの咳は、風邪のあとにしばらく続くこともありますが、喘息や副鼻腔炎などが隠れていることもあります。
「ただの風邪だと思っていたら、実は喘息だった」というケースも少なくありません。
咳が長引く場合や、夜間の咳、運動時の咳など気になる症状がある場合は、早めに小児科で相談しましょう。
かわまたキッズクリニックから
かわまたキッズクリニックでは、長引く咳の診療を行っています。
呼吸機能検査やアレルギー検査を組み合わせ、お子さん一人ひとりに合わせた診療を心がけています。
「咳だけだから様子を見ようかな…」と迷われた時も、お気軽にご相談ください。


