
プールの季節になったね!でもプールに入るとうつる病気があるって聞いたよ、心配だなあ。
夏になると、幼稚園や保育園、小学校でプールが始まり、「熱があるけどプールに入れる?」「目が赤いけど休ませた方がいい?」といったご相談が増えます。
実は、プールそのものが原因で感染する病気はそれほど多くありません。 多くは、子ども同士の接触や咳・くしゃみ、タオルの共用などで感染します。
今回は、夏にプールシーズンで注意したい子どもの病気と、プールに入ってよいかどうかの目安について、小児科医がわかりやすく解説します。
1. 咽頭結膜熱(プール熱)
「プール熱」という名前で知られていますが、正式には咽頭結膜熱です。
主な症状
- 38~40℃の発熱
- のどの痛み
- 目の充血
- 目やに
- 涙が多い
原因はアデノウイルスです。
以前はプールで感染することが多かったため「プール熱」と呼ばれていましたが、現在では飛沫感染や接触感染が主な感染経路です。
2. 流行性角結膜炎(はやり目)
こちらもアデノウイルスによる感染症です。
主な症状
- 強い目の充血
- 大量の目やに
- 涙が止まらない
- まぶしさ
感染力が非常に強いため、家族内や園・学校で広がることがあります。
3. 手足口病
毎年夏に流行する代表的な感染症です。
主な症状
- 手・足・口の発疹
- 口内炎
- 微熱~発熱
プールの水から感染するわけではなく、咳やくしゃみ、便などを介して感染します。
4. とびひ(伝染性膿痂疹)
虫刺されや湿疹をかき壊した部分に細菌が感染して起こります。
主な症状
- 水ぶくれ
- 黄色いかさぶた
- ジュクジュクした皮膚
治療を受けずにプールへ入ると、他のお子さんへ感染する可能性があります。
5. 水いぼ(伝染性軟属腫)
「水いぼがあるとプールに入れない」と思われがちですが、現在は水いぼだけを理由にプールを禁止しない園や学校も増えています。
ただし、
- タオルの共用
- ビート板の共用
- 肌と肌の接触
などで感染することがあるため注意しましょう。
プールをお休みした方がよい症状
次のような症状がある場合は、無理にプールへ入らず、小児科を受診しましょう。
- 発熱している
- 強い咳が続いている
- 目やにや目の充血が強い
- 下痢・嘔吐がある
- ジュクジュクした皮膚病変がある
- 元気がなく食欲もない
症状によっては、学校や園で登園・登校・プール参加の基準が定められている病気もあります。
夏の感染症を予防するポイント
家庭でできる予防としては、
- 手洗いをしっかり行う
- タオルやゴーグルを共用しない
- プール後はシャワーを浴びる
- 十分な睡眠をとる
- 水分補給を心がける
- 体調が悪い日は無理にプールへ行かない
ことが大切です。
気になる症状があればお気軽にご相談ください
夏は、プール熱や手足口病、はやり目などの感染症が増える季節です。
「プールに入っても大丈夫?」「登園していい?」「学校から受診を勧められた」など、ご心配なことがありましたら、お気軽にご相談ください。
**かわまたキッズクリニック(宇都宮市)**では、お子さん一人ひとりの症状を丁寧に診察し、プールや登園・登校の目安についてもわかりやすくご説明しています。
元気に夏を楽しむためにも、体調の変化に気づいたら早めの受診をおすすめします。


