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赤ちゃんの顔にぶつぶつが!これって何?原因と見分け方|かわまたキッズクリニック 小児科 アレルギー科 栃木県 宇都宮市


「赤ちゃんのほっぺに赤いぶつぶつができた」
「鼻の周りに白い小さな粒がある」
「おでこや眉毛のあたりがカサカサしている」

赤ちゃんの顔にぶつぶつができると、何かの病気ではないかと心配になりますよね。

実は、赤ちゃんの顔にできるぶつぶつには、いろいろな種類があります。自然に治るものもあれば、スキンケアや塗り薬による治療が必要なものもあります。

今回は、赤ちゃんの顔によくみられる皮膚のトラブルについてご紹介します。

① 稗粒腫(はいりゅうしゅ)

鼻やほっぺにできる白い小さな粒

生まれたばかりの赤ちゃんの鼻やほっぺに、直径1〜2mm程度の白い粒ができることがあります。

これは稗粒腫と呼ばれ、皮膚の浅いところに角質がたまってできるものです。

痛みやかゆみはなく、ほとんどの場合、生後数週間から数か月で自然に消えていきます。

治療は必要ありません。 無理につぶしたり、取ろうとしたりしないようにしましょう。

② 新生児ざ瘡(しんせいじざそう)

ほっぺやおでこにできるニキビのようなぶつぶつ

生後2〜4週頃から、ほっぺやおでこに赤いぶつぶつや、白い膿を持ったような小さな発疹ができることがあります。

新生児ざ瘡と呼ばれ、生後早期の皮脂分泌などが関係していると考えられています。

多くは数週間から数か月で自然に改善します。

強く洗ったり、つぶしたりせず、やさしく洗って清潔に保つことが大切です。

③ 新生児中毒性紅斑

生後数日頃に現れる赤い斑点やぶつぶつ

生後間もない赤ちゃんに、赤い斑点の中央に白っぽい小さな盛り上がりがある発疹が出ることがあります。

顔だけでなく、胸や背中、手足などにもみられます。

名前に「中毒性」とありますが、毒物や中毒が原因という意味ではありません。

赤ちゃんによくみられる一過性の皮膚症状で、通常は数日から1〜2週間程度で自然に消えていきます。

④ 乳児脂漏性皮膚炎

眉毛や頭皮に黄色いかさぶた、脂っぽいフケ

生後数週間から数か月頃に、眉毛やおでこ、頭皮などに黄色っぽいかさぶたや脂っぽいフケができることがあります。

皮脂の分泌が盛んなことなどが関係しており、乳児脂漏性皮膚炎と呼ばれます。

多くは成長とともに改善しますが、赤みや炎症が強い場合には塗り薬で治療することもあります。

かさぶたを無理にはがさないことが大切です。

⑤ 乳児湿疹

ほっぺが赤く、カサカサしたり、細かいぶつぶつができたりする

乳児湿疹は、赤ちゃんの時期にみられる湿疹を広く表す言葉です。

赤ちゃんの皮膚は薄く、バリア機能も未熟なため、乾燥や汗、よだれなどの刺激で湿疹が起こりやすくなっています。

赤みやカサカサ、細かいぶつぶつがみられ、ときにはじゅくじゅくすることもあります。

保湿などのスキンケアが基本ですが、炎症が強い場合にはステロイド外用薬などで治療します。

⑥ アトピー性皮膚炎

かゆみのある湿疹が、良くなったり悪くなったりを繰り返す

アトピー性皮膚炎も、赤ちゃんの顔の湿疹から始まることがあります。

ほっぺやおでこ、頭などに赤い湿疹ができ、次第に体や手足にも広がることがあります。

かゆみを伴い、湿疹が繰り返し出現することが特徴です。

ただし、顔に湿疹があるからといって、すぐにアトピー性皮膚炎と診断されるわけではありません。

湿疹の分布や経過、かゆみの有無などから総合的に判断します。

⑦ 汗疹(あせも)

おでこや首などにできる細かい赤いぶつぶつ

汗をかきやすい赤ちゃんでは、おでこや髪の生え際、首などに汗疹ができることがあります。

汗の通り道が詰まることで起こり、赤い小さなぶつぶつや、透明な小水疱がみられます。

汗をかいたらやさしく洗い流す、室温や衣服を調整するなど、蒸れを防ぐことが大切です。

ぶつぶつの見た目で分かることは?

ぶつぶつの特徴考えられるもの
鼻やほっぺの白い粒稗粒腫
ニキビのような赤いぶつぶつ新生児ざ瘡
生後数日の赤い斑点と白い小丘疹新生児中毒性紅斑
眉毛や頭皮の黄色いかさぶた乳児脂漏性皮膚炎
赤くカサカサした湿疹乳児湿疹
かゆみがあり、繰り返す湿疹アトピー性皮膚炎
汗をかく場所の細かいぶつぶつ汗疹

※見た目だけで確実に区別できるわけではありません。複数の皮膚症状が同時にみられることもあります。

おうちでできるスキンケア

赤ちゃんの肌を健康に保つためには、毎日のスキンケアが大切です。

  • やさしく洗う: 低刺激の洗浄料を泡立て、こすらずに洗いましょう。
  • 保湿する: 入浴後などに保湿剤を塗り、乾燥を防ぎましょう。
  • 刺激を避ける: よだれやミルクはやさしく拭き取り、汗や蒸れにも気をつけましょう。

ただし、稗粒腫や新生児中毒性紅斑のように、特別な治療を必要としないものもあります。

赤みや炎症が続く湿疹は、保湿だけで改善しないこともあるため、適切な診断と治療が大切です。

こんなときは小児科へ

  • 湿疹が赤く腫れたり、じゅくじゅくしたりしている
  • 黄色いかさぶたや膿が増えている
  • かゆそうに顔をこすっている
  • 湿疹が顔から体にも広がっている
  • スキンケアを続けても良くならない
  • 同じ場所に繰り返し湿疹ができる

また、発熱や哺乳不良、元気がない様子を伴う場合、特に新生児で水ぶくれが多発する場合には、速やかな診察が必要です。

かわまたキッズクリニックから

赤ちゃんの顔のぶつぶつは、見た目が似ていても原因はさまざまです。

自然に治るものもあれば、早めに治療した方がよい湿疹もあります。

特に、湿疹が長引いたり繰り返したりする場合には、アトピー性皮膚炎などが隠れていることもあります。

かわまたキッズクリニックでは、小児科・アレルギー科として、赤ちゃんの皮膚の診察やスキンケアのご相談にも対応しています。

「このぶつぶつ、何だろう?」と思ったら、どうぞお気軽にご相談ください。


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