かわまたキッズクリニック|小児科・アレルギー科

子どもの熱は熱中症?夏風邪?見分け方と受診の目安を小児科医が解説|宇都宮市 小児科 アレルギー科 かわまたキッズクリニック


夏に子どもが熱を出したとき、「熱中症?夏風邪?」と迷う保護者の方へ。熱中症と夏風邪の違い、ご家庭での対処法、小児科を受診する目安を小児科医がわかりやすく解説します。

「急に熱が出たけれど、熱中症?それとも夏風邪?」

夏になると、このようなご相談を多くいただきます。

暑い日に熱が出ると「熱中症では?」と心配になりますが、実際には夏風邪や他の感染症が原因のことも少なくありません。

今回は、ご家庭で確認したいポイントをご紹介します。

熱中症を疑うサイン

熱中症は、高温多湿の環境で体温調節がうまくできなくなることで起こります。

次のような症状がある場合は注意が必要です。

  • 炎天下で長時間過ごした後に具合が悪くなった
  • 顔が赤く、体が熱い
  • ぐったりして元気がない
  • 水分を飲みたがらない、または飲めない
  • めまい、頭痛、吐き気や嘔吐がある
  • 呼びかけへの反応が鈍い
  • 尿の回数が少ない

特に意識がぼんやりする、呼びかけへの反応が悪い、水分が飲めない場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

夏風邪を疑うサイン

一方、夏風邪では発熱に加えて次のような症状がみられます。

  • 咳や鼻水
  • のどの痛み
  • 口の中の水ぶくれ(ヘルパンギーナ)
  • 手や足の発疹(手足口病)
  • 下痢や腹痛

ご家族や保育園・幼稚園・学校で同じような症状の人がいる場合は、感染症の可能性が高くなります。

ご家庭でまず行ってほしいこと

熱中症でも夏風邪でも共通して大切なのは、

  • こまめな水分補給
  • 涼しい環境で休むこと

です。

熱中症が疑われる場合は、

  • エアコンの効いた部屋へ移動する
  • 衣服をゆるめる
  • 首・脇・足の付け根を冷やす

といった応急処置を行いましょう。

小児科を受診する目安

次のような場合は、早めの受診をおすすめします。

  • 生後3か月未満の発熱
  • 水分がほとんど飲めない
  • ぐったりして元気がない
  • 何度も吐いてしまう
  • 高熱が続く
  • 保護者の方が「いつもと違う」と感じる

「様子を見ていて大丈夫かな?」と迷うときは、無理にご家庭だけで判断せず、お気軽にご相談ください。

救急車を呼ぶ・すぐに救急外来を受診する目安

熱中症は、短時間で重症化することがあります。

次のような症状がある場合は、かかりつけ医の診療時間を待たずに、救急車(119番)を呼ぶ、または救急外来を受診してください。

  • 呼びかけても反応が悪い、意識がもうろうとしている
  • けいれんを起こした
  • 水分をまったく飲めない、飲んでもすぐ吐いてしまう
  • 立てない、歩けないほどぐったりしている
  • 顔色が悪く、ぐったりして動かない
  • 息苦しそう、呼吸がおかしい
  • 応急処置(涼しい場所へ移動・体を冷やす・水分補給)をしても改善しない

熱中症は重症になると命に関わることがあります。

「様子を見ても大丈夫かな」と迷うより、「いつもと様子が違う」「明らかにぐったりしている」と感じたら、ためらわず救急医療を利用してください。

クリニックからひとこと

夏は熱中症と感染症が重なりやすい季節です。

「熱中症か夏風邪か」をご家庭だけで正確に見分けるのは難しいこともあります。

大切なのは、病名を当てることよりも、お子さんの元気や水分がとれているか、意識がはっきりしているかをよく観察することです。

かわまたキッズクリニックでは、お子さんの症状や生活状況を丁寧にお聞きし、一人ひとりに合わせて診療しています。

「受診した方がいいのかな?」と迷われた際も、どうぞお気軽にご相談ください。


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