かわまたキッズクリニック|小児科・アレルギー科

子どもの夏かぜとは?症状・受診の目安を小児科医が解説|かわまたキッズクリニック 宇都宮市 小児科 アレルギー科


「風邪は冬に流行るもの」と思われがちですが、実は夏にも子どもたちの間で流行する感染症があります。

特に保育園や幼稚園、小学校では、

  • 手足口病
  • ヘルパンギーナ
  • 咽頭結膜熱(プール熱)
  • 流行性角結膜炎(はやり目)

などが毎年流行します。

今回は代表的な夏かぜについてご紹介します。

① 手足口病

手足口病はエンテロウイルスやコクサッキーウイルスによる感染症です。

主な症状

  • 手のひらや足の裏の発疹
  • 口の中の痛みを伴う発疹
  • 微熱~38℃程度の発熱
  • 食欲低下

熱は高くないことも多く、「口が痛くて食べられない」ことで受診されるお子さんがよくいます。

発疹は肘や膝、おしりに出ることもあります。

通常は1週間ほどで自然に改善します。

② ヘルパンギーナ

夏に多い代表的なウイルス感染症です。

コクサッキーウイルスが原因で、乳幼児に多くみられます。

主な症状

  • 突然の高熱(38~40℃)
  • のどの強い痛み
  • のどの奥の水ぶくれ
  • 食欲低下

発熱は2~4日程度続くことがあります。

のどの痛みが強く、水分摂取が難しくなるため脱水に注意が必要です。

アイスやゼリー、冷たい飲み物なら摂れることもあります。

③ 咽頭結膜熱(プール熱)

アデノウイルスによる感染症です。

以前はプールを介して感染することが多かったため「プール熱」と呼ばれていました。

主な症状

  • 39℃前後の高熱
  • のどの痛み
  • 目の充血
  • 目やに

熱が4~7日と長く続くこともあります。

アデノウイルスは感染力が強く、兄弟や家族内で広がることも少なくありません。

④ 流行性角結膜炎(はやり目)

こちらもアデノウイルスが原因です。

主な症状

  • 強い目の充血
  • 大量の目やに
  • 涙が増える
  • まぶしく感じる

非常に感染力が強く、タオルの共用などで感染することがあります。

目の症状が中心のため、眼科での診察をおすすめすることがあります。

⑤ 夏に増える胃腸炎

夏でも胃腸炎は少なくありません。

特に乳幼児では、

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 腹痛
  • 発熱

などの症状がみられます。

暑い時期は脱水症状になりやすいため注意が必要です。

こんな時は受診しましょう

□ 水分が取れない

□ 半日以上おしっこが出ない

□ ぐったりしている

□ 呼吸が苦しそう

□ 高熱が続く

□ 痙攣があった

□ 症状が急に悪化した

かわまたキッズクリニックからひとこと

夏かぜの多くはウイルス感染症であり、抗菌薬(抗生物質)は効果がありません。

十分な水分補給と休養が基本ですが、症状によっては脱水や合併症に注意が必要です。

「熱が続いている」「食べられない」「発疹が出てきた」など心配なことがありましたら、お気軽にご相談ください。

かわまたキッズクリニックでは、お子さまの症状に合わせて適切な診療とアドバイスを行っています。


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