
先生、冬になると胃腸炎が増えるって聞いたよ。
子どもがかかると大変なのかな? かかったらどうしたらいいの?
小児の胃腸炎(子どもの嘔吐・下痢)は、ウイルスや細菌による感染症の中でも特に多い病気です。
特にウイルス性は感染力が強く、家族内で広がりやすいため注意が必要です。また冬に流行する胃腸炎は、ノロウイルスやロタウイルスなどが原因となり、突然の嘔吐や下痢で始まることがよくあります。
ここでは、小児の胃腸炎の症状、家庭でできる対処法、受診の目安について詳しくご紹介します。
1 胃腸炎でよくみられる症状
胃腸炎では、突然の嘔吐、水様性の下痢、発熱(微熱〜高熱)、腹痛、食欲低下・ぐったりする、脱水のサイン(尿量が少ない、口が乾くなど)などの症状があります。こうした症状が見られる場合、胃腸炎を疑って早めに対処することが大切です。
2 家庭でできる対処方法
・ こまめな水分補給
嘔吐や下痢が続くと脱水になりやすいため、経口補水液(OS-1など)を少量ずつ頻回に飲ませてください。
・食事は無理せず、消化の良いものから
症状が改善してきたら、おかゆ、うどん、バナナ、りんご(すりおろし)などの負担の少ない食事から始めましょう。
・下痢止めは自己判断では使わない
下痢は体外にウイルスを排泄するための反応であるため、市販の下痢止めなどは使用せず、まずは医療機関にご相談ください。
3 小児の胃腸炎で受診すべきサイン
次のような症状がある場合は、早めに小児科受診をおすすめします。
・半日以上尿が出ない
・ぐったりして起きていられない
・口の中が乾いている、涙が出ないなど脱水が疑われる
・嘔吐が続き、飲んでもすぐに吐いてしまう
・血便がある
・高熱が続く
・生後3か月未満の赤ちゃんに嘔吐・下痢・発熱がある
4 感染予防のポイント
手袋や次亜塩素酸などを用いた嘔吐物・便の適切な処理、タオルの共用を避ける、こまめな手洗いと消毒などが有効です
お子さまの胃腸炎は、適切なケアで多くは数日で改善します。
「脱水が心配」「症状が長引く」など、少しでも不安があれば「かわまたキッズクリニック」にお気軽にご相談ください。


