
ダニアレルギーやハウスダストアレルギーのことをよく聞くよ。
どんな病気なの?ダニとハウスダストは関係はあるの?
ダニアレルギー、ハウスダストアレルギーとは?
【小児科医が解説】子どもの鼻水・咳が続く原因かもしれません
ダニアレルギー、ハウスダストアレルギーは、小児のアレルギー性鼻炎・気管支喘息の原因として最も多いアレルギーの一つです。
一年中症状が出やすく、「風邪が長引いている」と思われて受診されることも少なくありません。
よくある質問(Q&A)
Q1. ダニアレルギーとは何ですか?
ダニアレルギーは、布団・枕・カーペット・ソファ・ぬいぐるみなどに存在するダニの死骸やフンに対して体が過剰に反応することで起こるアレルギーです。
生きているダニそのものよりも、目に見えないアレルゲンが原因になります。
Q2. どんな症状が出ますか?
主に以下のような症状がみられます。
- 朝に強い くしゃみ・鼻水・鼻づまり
- 目のかゆみ・充血
- 夜間〜明け方に悪化する 咳
- 風邪をひいていないのに症状が長く続く
これらは アレルギー性鼻炎・喘息につながることもあります。
Q3. ダニアレルギーは一年中症状が出ますか?
ダニは一年中室内に存在するため、季節を問わず症状が続くのが特徴です。特に高温多湿な夏場には悪化します。
特に、
- 寝室
- 布団・枕
- カーペット、畳の部屋
などで症状が強くなる場合は注意が必要です。
Q4. 検査は必要ですか?
必要に応じて、血液検査でダニアレルギーの有無を調べることができます。
お子さんの年齢・症状・生活状況を踏まえて、検査の必要性を判断します。
Q5. ダニアレルギーの治療法は?
症状の程度に応じて、以下を組み合わせて行います。
- 抗アレルギー薬(内服・点鼻・点眼)
- 環境整備(寝具・室内環境の見直し)
- 舌下免疫療法(ダニ)
舌下免疫療法(ダニ)について【詳しく解説】
舌下免疫療法とは?
舌下免疫療法は、少量のダニアレルゲンを毎日体に慣らしていく治療です。
症状を抑えるだけでなく、アレルギー体質の改善を目指します。
対象となる年齢は?
- 5歳以上のお子さんが対象です
(舌の下にお薬を含めること、継続して内服できることが条件になります)
治療期間はどのくらい?
- 3〜5年程度の継続治療が必要です
短期間で効果が出る治療ではありませんが、続けることで症状の軽減・薬の減量が期待できます。
効果はありますか?
個人差はありますが、
- 鼻水・鼻づまりが軽くなった
- 咳が出にくくなった
- 薬を使う回数が減った
などの効果が報告されています。
副作用はありますか?
開始初期に、
- 口の中のかゆみ
- のどの違和感
などが出ることがありますが、多くは軽度で一時的です。
初回は必ず医療機関で内服し、十分な説明を行います。
舌下免疫療法は誰にでもできますか?
以下の場合は適応にならないことがあります。
- 重度の喘息、アナフィラキシーの既往がある
- 継続内服が難しい
- 医師が不適当と判断した場合
診察のうえ、慎重に判断します。
ご家庭でできるダニ対策
- 布団・枕のこまめな洗濯と乾燥
- 防ダニカバーの使用
- 寝室の掃除を重点的に
- ぬいぐるみは洗えるものを選ぶ
無理なく続けられる方法をご提案します。
Q6. ハウスダストアレルギーとダニアレルギーは同じですか?
**ハウスダストアレルギーの主な原因は「ダニ」**です。
ハウスダストとは、室内にある目に見えない細かいホコリのことで、その中には
- ダニの死骸・フン
- カビ
- ペットの毛
- 花粉
などが含まれています。
このうち、小児で最も多い原因がダニのため、「ハウスダストアレルギー」と言われた場合、実際にはダニアレルギーが関係していることがほとんどです。
Q7. ハウスダスト対策をすれば治りますか?
掃除や寝具管理などの環境整備はとても大切ですが、完全にダニを除去することは難しいのが現実です。
症状が続く場合は、
- 抗アレルギー薬による治療
- 舌下免疫療法(ダニ)
を組み合わせることで、症状の改善や体質改善が期待できます。
かわまたキッズクリニックの診療方針
当院では、ダニアレルギー、ハウスダストアレルギーについて、「症状のつらさ」だけでなく「お子さんの生活」を大切にした治療を行っています。
- 検査が必要かどうか
- 舌下免疫療法が合っているか
- 今すぐ治療が必要か
一つひとつ丁寧にご説明しますので、お気軽にご相談ください。


